ころころ変化する天気の合間を縫って剣山山系の高丸山へ。流石に連日の暑さ、歩くのは標高が1000m以上にしたいと、標高1000mほどの登山口から山頂1400m強までのお手軽トレッキング。
この日は北から高気圧が下がってきたとの事、大気が不安定になったのか高丸山周辺は早朝に雨が降ったようだ。 登山口に着いた時半頃には雲が多少あるものの青空。高気圧からの北風もあって、昨日までの 蒸し蒸しとする湿気は一掃され、気温も20℃以下(山頂では17℃)と爽やか。北方の香川付近の上空には大きな積乱雲もあるが、空気も澄んで稜線は意外とくっきり。 ただし山頂から眺める西方の剣山方面には雨雲がかかっているという際どい気象状況。 山頂からの剣山方面、東の橘湾方面 登山口に咲いている小さな青い花、ワスレナグサのような花はオニルリソウらしい。 群生するフタリシズカも花が終わり、花の茎がちょっとだらりと垂れている。数が2本から3本そして4本と増えているのが印象的 初めて見るピンク色の小さな花と大きめの葉、ヤマジオウというらしい。 この石像は江戸時代からの古い物らしい。悪魔強伏と書かれている。不動明王か? ミヤマタニソバに小さな白い花がつき始めている。今年はずいぶんと早い。 そしてヤマゴボウ。 今朝作られたようなイノシシの糞とヌタ場。あまり遭遇したくない(^_^;) 登山道にはヒメシャラとナツツバキが多い。花の大きさはナツツバキが大きく、木肌も両者で だいぶ異なっているようだ。 もう早くもママコナの花が咲き始めている。花の中の下唇が白いので、シコクママコナではないようだ。 コナスビの花もまだ健在のよう。 オトギリソウ、シベの数などからあサワオトギリではない感じ。 山頂の標識と石像。 ツルリンドウ、 終わりかけだが、ツチアケビ。囲って保護の標識がつけられていた。 かわった姿のキノコはウスタケらしい。 山頂から北尾根を下山、旗立標識から旗立て山への気持ちの良い林の尾根道と分岐したが、 北の方、剣山方面から怪しげな雲が流れて来始めた。 雨はともかく、ひょっとして雷雨になると怖いので引き返す事に。 戻った登山口にホタルブクロが一輪だけ。 帰る途中で、上勝の彩りで使う蓮栽培に立ち寄る。レンコンを採取する蓮の花とはまた違った感じ。 横を流れる勝浦川は鮎散りのメッカ。