箱根:明神ヶ岳、湯河原:幕山、丹沢:大山
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行程
  2015年3月7日
    東京=小田原=大雄山(ホテルとざんコンフォート大雄山に一泊)
     
  2015年3月8日
    大雄山=最乗寺(道了尊)-明神ヶ岳-戸倉沢峠-仙石原=小田原=湯河原
        (湯河原温泉 ホテル城山に一泊)
  2015年3月9日
    湯河原=幕山公園-幕山-幕山公園=湯河原=小田原=秦野
        (グランドホテル神奈中秦野に一泊)
  2015年3月10日
    秦野=ヤビツ峠-大山山頂-下社=追分=伊勢原=神奈川

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します


今回の全コース
所用あって上京。一つ目の用事を終え、次の用事までの合間を縫って、首都圏時代に何度も訪問した近郷の山を歴訪です(^_^)。
当初計画では、首都圏時代に30回近く行った箱根外輪山の明神ヶ岳~明星ヶ岳、
  丹沢に移動し表尾根から塔の岳、懐かしい尊仏山荘に一泊、
  翌日は丹沢山~鍋割山などをさすらって街に戻る・・・というものでしたが、
お天気がいまいち。日替わりで山の変更、ネット検索で宿の変更など大わらわでした。
3/7,8 明神ヶ岳
結局、小田原から大雄山線で終点のホテルで一泊(これは予定通り)。
翌日は明神ヶ岳に登り、積雪で登山道が悪路のため明星ヶ岳とは反対側の矢倉沢峠から仙石原に変更。この後は、湯河原に移動して一泊。
3/8,9 幕山
翌日は、首都圏時代に観梅を兼ねて毎年のように行っていた幕山へ。
ちょうど梅も満開でした。四国からのバスツアも来ていました。
梅林から山頂まで登り、雨模様のため南郷山への縦走は諦めてピストン下山。この後は、小田急秦野に移動して一泊。
3/9,10 丹沢 大山
やはりお天気が安定せず、丹沢表尾根は断念。ヤビツ峠から大山に。
首都圏時代にはバリエーションコースも含めて100回以上の訪問になります。
山頂から表参道を下山。阿夫利神社 下社に参拝してからケーブルで追分駅。
ケーブル駅からバス停までは土産物店と宿の並ぶコマ道を下って、一連の
近郷の山訪問を終了

3/7,8 明神ヶ岳

明神ヶ岳GPS
さて、まずは最初の明神ヶ岳です。以前は箱根側から登って、交通渋滞の
少ない足柄側に下山する事が多かったですが、今回は大雄山駅前のホテル
に宿泊して大雄山最乗寺(道了尊)から登りました。
このお寺は1394年に了庵慧明禅師により開山された曹洞宗の寺院です。

電車発着の曲は
金太郎さん

駅前の金太郎像

明神ヶ岳
の案内も

マンホールは
金太郎さん
小田原から大雄山線で終点に、駅前のホテルとざんコンフォート大雄山に宿泊。
再開発で十数年前とは随分変化してます。金時山と明神ヶ岳へのアクセス基地。
翌朝、駅前のバスターミナルから明神ヶ岳、少し積雪しているようです。
ここからバスで最乗寺(道了尊)入り口まで移動。

最乗寺を守護する道了大薩埵(道了尊)は寺の建築に空を飛んで駆けつけ、五百人分の力を発揮。これが現在の天狗信仰のモデルだそうです。

駅から明神ヶ岳

道了尊 参道口

途中の山門

石段続きます
パワースポトとしても有名。大山阿夫利神社から最乗寺、明神ヶ岳、箱根山そして芦ノ湖へと一直線に結ぶレイラインが大きな気の通り道だそうです。
参道の両側に並ぶ板碑(奉納記念みたい)。また、境内には大きな天狗の下駄が置いてあります。
境内の上の方に行くと更に大きな和合下駄が置かれています。

各所に板碑?

僧堂,光明亭,本堂

天狗の下駄

登山口

根っこクライミング(^_-)

見晴らし小屋
光明亭近くの休憩四阿(光明軒)で身支度して左にある登山口から登ります。
中腹の見晴らし小屋で小休憩(鍵されてます)。
ここに来始めた30年ほど前から気になった鉄塔、そのままでした。更に少し前にロープウェー建設計画があったとか。勾配の緩やかな場所の建設は完了したが、山頂付近の急勾配な箇所は断念。しかし、放置は酷いねえ。
標高790mほどの神明水の少し上から雪が出てきました。

放置鉄塔(~_~)

神明水


明星ヶ岳への分岐

明星ヶ岳頂上
クラブツーリズム

頂上あいたところでパチリ

さて、下山です
前々日、前日と降った雪で登山道には積雪。標高の低い所では溶けてどろんこ状態(^_^;)。
頂上手間でクラブツーリスムのグループに抜かれました。
ずるずる道は歩きづらく、山が駄目な時に備え街歩きの装備もザックに入れたために重~い。
明星ヶ岳の急勾配ずるずる道を避けようと、変更した矢倉沢峠コース。こちらは長いし、アップダウンもあり、いやはや疲れ果てました(T_T)。

大涌谷方面

こんな落書きあったかなあ

積雪時は
雪のトンネルに

仙石原方面

フキノトウが
ひょっこり

そして富士山も
ひょっこり
何度もアップダウンの途中で雲が切れて、富士山が姿を見せてくれました。
やっと金時山が大きく目の前に拡がり、矢倉沢峠に。金時山への分岐にある「うぐいす茶屋」は以前のまま。

金時山

峠から金時山へ

うぐいす茶屋

登山口

バス停前の
道祖神

バス車窓から
明星ヶ岳 大文字

箱根湯本
カッパ天国
仙石原の別荘地を流れる用水で泥んこのスパッツ・靴を洗い、更にバス停に着くと靴用ブラシがあったので、更にきれいにして小田原行きのバスに乗車。
余談
 最乗寺のパワースポット地図と明神ヶ岳に計画されたロープウェーの内容です。

パワースポット

幻のロープウェー
3/8、9 幕山

幕山とGPSトラック
今回の山彷徨の二つ目、湯河原の幕山です。
相模湾に面した湯河原は温泉としても有名だが、頼朝の挙兵に関係した史跡なども多くあります。
幕山のハイキングコースには、頼朝が敗れて逃げる途中で水に映る惨めな我が姿を見て自害しようとした自鑑水とか、隠れ潜んだ「しとどの窟」などがあります。
 判官贔屓か、ちょっと女々しい印象。

夕食

朝食

湯河原駅前
小田原からは東海道線で湯河原へ移動し、昨日予約した駅前のホテルに到着。なかなか快適なホテルで食事もグーでした。
翌朝は駅前から観梅シーズンに出ているシャトルバスで幕山公園口に。
幕山はロッククライミングの練習ゲレンデとしても有名。
でも、以前の場所は立ち入り禁止になっていました。

公園口で出会った
クライマー、

公園入り口

屋台が並ぶ

入り口から
標高600mちょっとの低山ですが、地元の有志の方が崖崩れ防止と将来の観光資源にと植林されたきた梅林が見事です。現在は、約4,000本の紅梅・白梅の“梅のじゅうたん”が中腹まで拡がり、なかなか有名らしくて、この日は四国からバスツアが来ていました。
開園して今年で二十周年、私たちが行き始めたのが1994年でだから、ほぼオープン当初から通っていたようです。

奥に池と梅林
人が少ない穴場

椿もあります
ここは梅林の最高地点からの眺めも大好きなビューポイント。右に見える岩の壁はクライミングのゲレンデだったが、いまは立ち入り禁止になってしまったようだ。梅林の最高地点は標高350mほど、ここから300mほど登ると山頂。
山頂からは真鶴半島、伊豆半島、初島、大島などの展望。
残念ながら雨になりそうなので、恒例の南郷山への縦走は諦めてピストン下山。
ホテルに戻って預けてあったザックを受け取ってから東海道線で小田原、
そして次の宿のある秦野駅へ小田急線で移動。
3/9、10 大山

大山とGPSトラック
丹沢の南東部にあって、塔の岳・丹沢山・蛭ヶ岳などの丹沢主脈・主稜 と少し離れた標高1,252mの山だが、どっしりとした山容を相模湾からも横浜 からも見られます。幾つもコースがあって、
  ・表参道から下社、山頂へ行くメインルート、・日向薬師方面へのルート、
  ・広沢寺温泉へのサブルート、  ・北側に稜線を辿る北尾根など
変化に富んだ山歩きを楽しめ、首都圏時代には100回以上も訪れています。

大山
絵図
大山は奈良時代に東大寺別当の良弁僧正が開山、その後、山頂に祀 られた石尊大権現と中腹の大山寺を中心に、真言密教の修験道場として発展。今の下社の位置に不動明王を本尊に堂塔伽藍が建立され、 頂上の石尊大権現(石尊社)を含めて雨降山大山寺と呼ばれていました。
春日局の大山詣でも有名な江戸時代の大山詣りは、山頂に祀られた石尊社と中腹の大山寺を中心に行われていたそうです。当時の壮大な伽藍が絵図 に残っています。 今の下社(不動堂)から山頂の石尊社へ向かう本坂の入口には木戸があり、 通常閉じられていたが、夏の一定時期だけ江戸小伝馬町の講中である「お花講」が 開き、山頂に登れていたそうです。

秦野駅前 ホテル
上京して丹沢の山に来るときに時々利用してるビジネスホテル。今回も直前の宿泊日変更に快く対応してくれました。明神ヶ岳でのザックの重さに参ってしまい、必要の無い荷物は宅配便で次の滞在場所に送る事に。その段ボールも探して梱包テープとともに部屋まで持ってきてくれました。更には、退出時に置き忘れた愛用のマフラータオルも併せて宅配便で送ってくれました。
この日もお天気はもうひとつ、曇っていて丹沢表尾根、主脈などもにも ガスがかかり、富士山は雲の中。

ヤビツ峠 トイレ
直進は表尾根

蓑毛道と合流

鎖場も

鹿対策、登山者のカウントもしています

直下の鳥居

山頂 鳥居
ヤビツ道と表参道の合流する見晴らし地点では、霰が降ってきました。 合流後に鹿対策ゲート、鳥居を通ると山頂。
頂上の奥の院(上社)に参拝してから、北尾根入り口のある裏側にまわる。ここは表尾根、丹沢主脈そして富士山の展望場所。

奥の院へ

奥の院

裏側のアンテナ

北尾根入り口

三の塔の奥に
富士山

ひつこく同じ展望

丹沢山、蛭ヶ岳方面

更に右には
丹沢三ツ峰
山頂でお弁当中に雲が切れはじめ、大急ぎで裏側に戻りました。まずまずの展望を楽しめました。
展望を満喫後は表参道を下社まで下山。
蓑毛道からの合流点など以前は表参道に二箇所の茶店がありました。

蓑毛道から合流

天狗の鼻突き岩

石ゴロゴロ

夫婦杉

何故か白山神社

下社への急な石段
夫婦杉を過ぎると下社からの登山口、お花講の門に近い。
お花講が奉納した門は、頂上への登山口。江戸時代はクローズされていて、・・・
夏のある時期だけ開門されたそう。

お花講の門

門のすぐ横に道中安全のお札と祈念所

再現された大山獅子

下社 本殿

下社から江ノ島

下社から追分のケーブル

追分からの表参道先導師の宿舎・豆腐料理の宿、土…

コマ表示で何段目まで来たか分かります

名産の大山コマの製作
足に疲れがあり、その後の用事も考えて、下社からの急な石段を下 りるリスクを避けてケーブルを利用です(^_^;)。
登りは小田急秦野駅からバスでヤビツ峠でしたが、帰りはケーブルの下駅である追分から
コマ参道を下ってバスで伊勢原駅へ。
この後は、電車で街中に移動。今回の本来の目的である用事にとりかかり ます。

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