徳島 つるぎ町:赤羽根大師の大エノキ
    十家集落
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行程  2014年5月2日
 徳島市内=岩戸温泉-赤羽根大師-岩戸温泉-十家集落-岩戸温泉
   8:00    10:10   11:00-11:25 11:55-12:30         16:00
 =ローディーの森=徳島市内 
     16:30 

コースと概要  以下、クリックで地図、写真拡大します

グーグルアースと
GPS
徳島の剣山のふもと「つるぎ町」の町役場と地元ボランティアガイドさんの「つるぎクラブ」が企画されている「十家集落訪問ウォーキング」に参加したが、集合までに時間があるので、集合場所の岩戸温泉の近くの「赤羽根大師の大エノキ」にも行ってみました。
帰りには時間があったので、岩戸温泉近くのローディーの森に立ち寄り。合計での沿面距離は14kKmほど、累積標高差は約900mになりました。
   「つるぎクラブ」から送って下さるパンフレット、今年の春号に掲載のイベントは、
         つるぎクラブ定番巨樹めぐりツアー
         二層うだつの町並みと吉良のエドヒガンザクラウォーク
         つるぎの和菓子と町並みのぶらぶら初心者ウォーク
         十家集落訪問ウォーキング
         つるぎの達人がご案内 新緑の一宇渓と巨樹めぐり
         モニターツアー「つるぎの高地集落の皆さんに出会おう!」
         つるぎクラブ定番巨樹めぐりツアー~巨樹と剣山~
   が掲載されています。


岩戸温泉

一宇の町

郵便局左折して
貞光川を渡る

赤羽根大師の伝承
一般道を走り、貞光から岩戸温泉。山歩きで通過する「つるぎ町 一宇」の町を歩くのは初めて。すぐ先の郵便局で左折橋を渡り、コンクリート階段からスタート。
↑赤羽根大師の前の掲示板に姥捨て伝承が掲載されていましたが、どこの地方にも、親を捨ててくる話、崖から投げる話、孝行息子との話など似たような伝承があり・・・?。
大師堂、エノキの大木の近くに「日本一森のトイレ」。
つるぎクラブ定番巨樹めぐりツアーで紹介されている29の巨樹を代表する日本一の大エノキだそうです。標高約500mにあって、樹高18m、幹周8.7m。
実は、全国では認知されていなかったが、1998年当時の村長さんが、「うちには沢山の巨樹があるぞ」と東京から「全国巨樹・巨木林の会」関係者を招いて調査、2004年に国の天然記念物となったとの事。
実は地元ではエノキではなくて、ムクノキだと思っていたとか。弘法大師像の横に掲げられた御詠歌では、「ムクの木」を「えの木」と修正したそうですが、いまもムクノキだと思っている地元の方もおられるとか。
岩戸温泉~赤羽根大師への山道は車道とクロスしながらかなりの勾配を登っていきます。途中の所々に案内標識があります。
山道?作業道?にはたくさんのユキモチソウ。そして育成されているクマガイソウの群生なども見られます。

続いて、十家集落へのイベントです。岩戸温泉から車道を少し歩いて切越発電所前から山道を登ります。登り口にはモノレールの乗車場があり、立松和平さんが「雲」の上の集落として毎日新聞で紹介した話、テレビ朝日での放送などが紹介されています。
「十家(といえ)集落」は、標高600m弱に点在する下、中、上の三つに分かれていたらしい。
一宇は鎌倉時代に戦乱から逃れた人たちが住み着き始めたといわれているようですが、ここの集落は400年以上の歴史があるらしい。葉たばこの栽培で栄えていた昭和30年代には、30軒以上の家族が暮らしていた。しかし、年々人口は減り続け、常駐する家族は現在、一軒だけになってしまったとの事。
モノレールは、昭和61年に国が住民専用に設置。総延長1キロで最大斜度38度を終点まで40分だそうだ。
この日はちょうど、地元の方がモノレールで下りてこられるのに遭遇。下の岩戸に住み、上の茶畑など手入れをなさっているらしい。
真ん中の民家(ガイドさんの生家)を開けて下さり、お茶などのおもてなしをいただきました。
お茶休憩のあと、阿弥陀堂から上の集落をぐるりと周回する散策に。
阿弥陀堂は1631年建立というから江戸初期。横には大師堂(??大師)。石碑には文化の刻印なので、1800年代か。

阿弥陀堂

??大師像

文化の刻印

??大師の刻印

360年前の家

かっての畑

戻っておもてなし
そば米汁、
ヨモギ饅頭

庭にあったアメリカスミレサイシン
途中の民家、310年前の古い家で住人は岩戸の方に下りているらしい。かっての葉たばこか麦・ジャガイモかの畑も、いまは杉が育ってます。
途中の「切越」水力発電所に水を送る大きなコンクリート製の貯水槽。水は上の明谷ダム(1931年竣工の四国で最古のコンクリートダム)からの貯水槽まで送ってきてるらしい。

岩戸温泉からの帰りに近くのシャクナゲ園「ローディーの森」へ。村の職員さんが約20年以上前から所有する山林に園を整備してきたらしい。
シャクナゲはピークを過ぎかけていましたが、ユキモチソウ、クマガイソウ、エビネなども見られました。
 

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